蒲生にあるユートピア白玉温泉にて行われた伝説の銭湯絵師によるライブペイントを見てきた‼男湯にはもっと大きなペンキ絵も!!【JJレポ】

12月24日(土)~25日(日)と2日間に渡り蒲生にあるユートピア白玉温泉にて開催されました伝説の銭湯絵師 丸山氏を迎えて行われましたライブペイントを見てきましたので沢山の写真と共にレポートします♪

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今回のみどころの1つはタイル絵が主流の大阪の銭湯に大阪2ヵ所目となるペンキ絵を書いてもらうということです。今回描かれるペンキ絵は、富士山と開山1300年を迎える北陸加賀地域の霊峰白山で、大阪や東京の銭湯経営者には北陸地方の出身が多く元々所縁が深い上に白玉温泉の創業者も石川県小松市の出身という事で今回の企画が実現したんだとか。

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ということで24日10時から白玉温泉にいってみると、加賀の國にまつわるいろんなものが販売されていました。

(加賀の國とは石川県は一般的に加賀と能登の二手に分けられていて、その加賀エリアの中でも金沢より以南のエリアを「加賀の國」と呼ぶんだそうです。)

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タカシ@JJ、タオル購入しました!!

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お土産もいただきました!!(中にはいってる冊子をみると行きたくなる!!)

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白玉温泉の受付の右手にライブペイントの会場が設置されていました。

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イベント前日に男湯側に描かれた巨大なペンキ絵がTVで放送されています。これは男湯に入らなければ!!

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銭湯絵師の丸山さんがライブペイントの準備されていました。

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養生も自分でされます。

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基本的に使われる色は色の三原色(黄・赤・青)と白のみだそうです。昔は鉛入りのペンキが伸びがよく、使われていたそうなんですが現在は使用できなくなり違うペンキを使用されているんだとか。ペンキは油性。

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お客さんと気さくに談笑してる丸山さん。背景画を描き続けて60年!!現役最年長の銭湯絵師。すごいな60年って!!

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一応クリスマスイブということでサンタ仕様で描こうと奥様がサンタの帽子をかぶせるがタオルを巻いてるから上手くかぶれない(笑)

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準備OK!!ほんと気さくな方でしたww。

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左手が銭湯第一人者の町田さん。詳しい解説をしてくださって面白かったです。

ということで銭湯の第一人者である町田忍さんの実況解説のもとライブペイントが始まりました♪

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まずはチョークで軽く下書きをしていきます。必ずペンキは上から下に向かって描いていくそうです。一番人気はやはり富士山♪

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ペンキ絵は大正元年(1912年)東京の町田にある きかい湯という銭湯に描かれたのが発祥で、きっかけは銭湯のお客さんの子供に喜んでもらおうと油絵師に頼んだのが始まりなんだそうです。
それ以降急速にペンキ絵が関東に広まっていったそうです。逆に関東以外ではあまりないそうです。

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「これは海ですね!」と言い当てる町田さん。ペンキ絵には必ず水が入らないといけないらしく、海・湖・川などが主に入るそうです。東京では浴室に入って正面にペンキ絵があり延長上に湯船が繋がっていることが多いんだそう。富士山は霊山ですから根底には体を清めるといった思想も関係してるんではないかと推測してるとおっしゃってました。

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ある程度下書きが終わった後、水平線にマスキングテープを貼っていきます。

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見えにくいですが、町田さんの手に持っているのが実際に銭湯に使われている布

ライブペイントで使っている下地は合板で、東京の銭湯で描かれるペンキ絵の下地も合板だったり、トタンだったりするそうなんですが昔は下地に布をピンとはって、その上に描かれていたそうです。

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1年に一回新しく上からペンキ絵を書き換えて行くので布も何層にもなっているんだとか

その理由は当初、油絵師に頼んだので油絵の様に布をはって巨大なキャンパスのようにしたようにしたのではないかと。

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東京の銭湯の背景画の大きさは大体、高さ3m横7mほどのサイズなんだそうですが大きさは変わっても描くのにかかる時間はそんなに変わらないそうです。

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書き換えの時期は冬場はほとんどないそうで理由は銭湯の中の気温が外気に比べて高く湿度も高くなることからペンキが垂れてくるので4、5月から夏場にかけてが一番多いんだとか。

ずれこんでも男湯だと描けるという理由で銭湯の営業前に女湯から描くことが多く、短時間で仕上げるそうです。

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先に書いたように一番人気は富士山ですが、2番はコレっていうのがないらしく架空のものが多くて、ドラえもん、アラレちゃん、スーパーカーなどがよく描かれていたそうです。しかしばれると全部消しにいかなくてはならないので最近描かれなくなったらしいですww。

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一番使う色味はブルー。

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おおおおお~~~富士山になってきた!!!陰影もつけていきます。

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大阪にも東住吉区にある「みどり温泉」に2003年、2011年とペンキ絵を描いたそうで、そこが大阪初だそうです。なので白玉温泉が2ヵ所目。

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ということでここで一旦休憩になりました。大体ここまでで1時間ぐらいでした。

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休憩をはさみ更にペンキ絵は続いていきます。

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ペンキ絵の全盛期は昭和43年頃(1968年)で東京には2600件ほどの銭湯があり、そのうち1500件ぐらいがペンキ絵を取り入れていたそうです。絵師も20人ほどいたんだとか。※現在は銭湯も600件ほどに。

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昔は銭湯の専門の広告代理店があって1年に一回のペンキ絵の更新を広告料で描いてもらっていたみたい。絵の中に広告を入れていたそうなんですが、段々と広告が増えてきて書けなくなってきたので札に書いて背景画の下のパネルに入れたんだとか。

時代は流れペンキ絵の書き換えも広告が無くなってくるにしたがって銭湯側の負担になり3年に一回とかスパンが長くなってきているんだそうです。そのせいで下地に張った布が垂れたりペンキが剥がれたり、してきてる銭湯もあるらしいです。

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その銭湯専門の広告代理店の中でも大きい背景広告社に入社し絵師としてのキャリアを丸山さんはスタートさせたそうです。




ということで、ここからは続けて写真も見ていただきましょう♪

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段々と絵が完成していくのが面白いですよね♪

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最後はサインと日付を入れて完成です!!


神聖で1年中青いという木なので「松」はないといけないものらしくいです。

逆に描いてはいけないものは

・「おさる」、、、お客がさる
・「夕日」、、、赤字で沈む
・「紅葉」、、、赤字で落ちる


ということで代々言われていたそうなんですが、最近ではタブーも薄れてきてるそうです。

そしてペンキ絵には季節はないとのこと。それぞれに一番美しい時期5月は新緑、富士山は12月から2月ということで架空の季節なんですって!!そして湯気の中見るというのが前提なので色味も濃い目!!


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全部で2時間ぐらいだったでしょうか、丸山さん1回10分ほどの休憩を挟まれて一気に描きあげました!!

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前日に続いて合計3日間お疲れ様でした!!!


こちらのペンキ絵も飾られるということなので、男湯のペンキ絵と一緒にユートピア白玉温泉につかりに来たら見えますよ~♪



◇関連リンク
銭湯絵師・丸山清人 公式ホームページ
東京銭湯
ユートピア白玉温泉



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投稿者:タカシ@JJ