沢山取材したい方はいらっしゃるんですが、とりあえず一歩ずつということで、、、今年2人目の【人間区宝さん】は20代にしてcafe bar鐘の音というお店を友人とオープンさせ、昨年9月にはここ蒲生を中心とした地域で初の音楽フェスを開催するなどアクティブに活動する中岳早耶香さんこと”おさやさん”にお話を伺ってきました。
自身メンバーとして活動するバンド「UNION☆JACK」の代表としていくつものイベントを立ち上げ運営してきたおさやさんが初めてトライしたという音楽×地域×お店を巻き込んだ大規模なイベント「GAMO4フェス2015」。1人でやるなんて無謀やと言われながらもそこに挑んだ理由とは?それでも挑戦し続けるおさやさんの秘密にせまります。
蒲生にある レトロでPOPなお店「cafe bar 鐘の音」。cafe担当のしずかさん(共同代表)とBarを担当するおさやさんのお二人で運営されています。
今夜18時から『cafe bar鐘の音』で『GAMO4 Fes. 2015 前夜祭』〜第一回目のお披露目ライブ〜が開催されるそうな~より
お店の場所はこちら↓
久しくお店に行けてないので「西日本ハンバーガー協会」にも認めてもらっているという鐘の音バーガーを食べにいこっと(笑)ってことで早速お話を伺っていきたいと思います。
城東区役所の内覧会で偶然お会いすることができたのでお話を伺うことに(笑)
―えっと一番聞きたい事は、やっぱりフェスのことについてなんですが、実際やってみてどうやったんですか?
―おさやさん
えっとね、いやもちろんやってよかったですよ(笑)私がやりたいことでもありましたし、結果をいうと動員数としては約1000人は来てくださいましたね。その中にはライブをする出演者を含め関係者など合わせてになりますけど。
ただ大変でした(笑)実行委員会もつくったりしてメンバーも集まってたんですが、実際は大規模すぎて、それでも人員不足でしたね!主要的な事は一人で抱え込んで全部やってしまっていたので、それを身をもって体感しました(笑)今までバンド活動においてマネージャー的なこと、仕切るじゃないですけどスケジュール組んだりイベント運営の管理とかもしてたんで。実はできると思ってたんですけどね(笑)ははは♪
なので至らない点、、、配慮不足、準備不足がものすごいあったと思います汗。そこを思うと「うう、、、」ってなります。
―結構、大掛かりなイベントだったと思うんですけど、運営面とかそのあたりはどうやったんですか?
―おさやさん
金額はいえませんけど、ほんの少しだけ赤になりました。その辺りも少額とはいえ、叱咤激励も含めて指摘してくださったりもしたんですけど、、、そこを踏まえてでも個人的にはやって良かったと思ってます。実は黒字化しようと思ったら出来てた部分ってのはあるんですけど、1回目のイベント開催であんまりそこばかりに拘るのはどうかなって思いがあったんで。とにかくまず知ってもらう、目立つということを第一に考えました。
ただ気をつけないといけないことは昨年は「やりたい」って気持ちばっかりで先走った結果、準備不足もあったので、今年はそのことも踏まえてしっかりと質をあげて結果を残せるフェスにしたいという気持ちは強いですね。
―おさやさん
一人楽なんですよね~(笑)でもどう考えたって、人に頼る・まかせるって事をお店の事に関しても学ばないといけないなって思ってます。
まあ~でもすべて性格やと思うんですけど、、、。
―もともとそういうグイグイ引っ張っていくような性格ってことですか?
―おさやさん
バンド始めてから変わったんですけど、別にじゃあ~それまでが静かに後ろ付いていくタイプやったんかと言えば違うんですけどね(笑)お母さんの影響が強いと思います。
―お母さんですか?グイグイ付いてこいタイプのパワフルなお母さん?
―おさやさん
お母さんめっちゃケチでしっかりしてるんです(笑)それこそ卵10円安いから何十分かけて離れたスーパーに買いに行くじゃないですけど。結構お金にもシビアで。でもそういう風にしてお金を貯めて私を育ててくれて自分で商売もしてというお母さんを見て育ったので小5ぐらいの時に「あんた頭悪いけど、世の中渡っていけるわ」みたいな事を言われる子でした(笑)
―(笑)お母さん すごいな!!で、バンドは何ではじめたんですか?
―おさやさん
ズバリ高校の時の彼氏がバンドマンやったんです
―ベタ!!!!すごいベタ!!(笑)
―おさやさん
でしょ(笑)でもね実はもっと細かい事、語りだしたらあって、私こう見えて小学校の時に芸能プロダクションに所属してる時があったんです。
―えっ!?芸能プロダクション!?
―おさやさん
そうそう(笑)小学生の時にSPEED、DA PUMPとか安室ちゃんとか見ててアイドルになりたくて、プロダクション受けて入ったんです。お母さんもお金かけて子供の夢かなえてあげたいって思ったんでしょうね~。ところがそのプロダクションが潰れたんですよ!
そしてそのまま小学校時代は終わり、中学生になってダンスを習いながら、ジャニーズの追っかけをしてました(笑)で、進路を考える時期になってやっぱり芸能人になりたくてというか歌が好きだったんで音楽の専門学校に通いたかったんです。母にいうとOKだったんですけど、当時の先生に「頭悪ないんやし、高校でてからでも専門学校は遅くないし、中卒では専門行かれへん」と言われて泣く泣く高校に行きました。
―そこでバンドマンの彼と出会うと!
―おさやさん
ええ、そうです。でもね高校がつまらなくて(笑)そんなある日雑誌で音楽の専門学校が高卒じゃなくても通える事を知ってしまって(桑名正博さんの音楽学校)転入したんです。そして2年間通って、そこで組んでたバンドは解散したんですけど、紆余曲折を経て19歳の時に組んだバンドが「UNION☆JACK」っていう今も続けてるバンドなんです。まあメンバーは変わっていてますけど、私は変わらず今年で12年になりますね。
バンドをやってるうちに「継続は力なり」っていうところに行きつきました。
―あら、それはまた何で?
―おさやさん
やっぱり続けていくうちに全国でライブできるようになりましたし、そこで沢山のバンド仲間やお客さんだったり、ファンの方と繋がって、しかもちゃんとお金も稼げるようになりメジャーデビューする寸前!?というような色んな経験ができたというのはあると思います。あとは良い先輩バンドや逆に解散するバンドを見たりっていう色んな場面を見れたのも大きいですね。
なので、なんでもそうですけど10年続けて損することはない、見えないものはないんじゃないかと思ってます。経験がすべてです!
―なんか、イメージとちゃいますね、失礼ですけど汗。すごく堅実な印象ですよ、おさやさん。堅実やのに目指してるというか憧れてた世界が「芸能人」という硬い世界ではないってところが面白いですね(笑)
―おさやさん
何でかは自分でもわかりません(笑)
―でもバンド活動を通してできた経験や知り合えた色んな人との出会い、繋がりを大事にしたくてお店をしたり、音楽を続けてるおさやさんだからこそ音楽のもつ色んな可能性を信じてのGAMO4フェス開催やったんやな~というのがなんか繋がりました!!
―おさやさん
そうみたいですね(笑)なので今年もきちんと開催できるようにがんばります!!!
―今日は営業後、睡眠時間も短い中、財布を忘れたタカシ@JJにコーヒーまでごちそうしてしてくれた上に取材を受けてくださってありがとうございました!!!今度から気を付けます!!泣
お店のHPやFacebookなどで見ていた印象とは、実際にお会いして話しをすると印象が違うおさやさん。ご自身もおっしゃってましたが「年々サバサバして男みたいになってきてる」と(笑)全てが経験と言い切るだけあって、ある意味での勢いと潔さ、それにお店を経営する事とアーティストとしての2面性が同居する危うさみたいなアンバランス感が魅力的な方でした。昨年の経験を踏まえて今年も開催予定のGAMO4フェスがどんな風になるのか楽しみです♪
ありがた~~い名言
「年齢をかさねた方が楽しい♡」byおさやさん
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