放出にあった「串かつの店わらべ」がリニューアルオープン！！地元に愛された名店が喜びの復活！！

笑顔で握手する2人の男性。

何！？このめっちゃいい雰囲気の写真は！

左側に立ち、大物感漂う白髭の男性が先代のわらべ店主。そして右側に立つ男性が今年の4月に閉店した「串かつの店わらべ」を事業継承し復活させた現店主の井坂さんです。

5月に閉店情報として記事にしてから地元の方に愛されていた名店だと知り悔やんでいたんですが、この8月に復活！！

夜バージョン。

プレオープンから8月19日のリニューアルオープン後も「わらべ」を愛してやまない常連さんを中心に沢山のお客さんが来店し賑わっているそうです。

お店の前に通る狭い路地のような道が「放出南商店会」。個性あふれるお店が近隣に点在し密かに面白いエリアとしてJJでは注目している。裏放出とか付けちゃう(笑)

看板。8月29日から9月1日にかけて沖縄に泡盛の仕入れと蔵元巡りに行くとのこと。

バイトも募集中。

そんなわけで早速、謎多きお店の方にお邪魔したいと思います！！

一度も店内に入ったことがなかったのでなんだかお店の中を見れるだけでも嬉しいーー！！

おおお～～～～～思ってたより広い！！

L字カウンターでよくあるスタイルのお店という印象です。

お客さんの中には30年通っていますと言うご家族や子供の頃からしょっちゅう食べに来ている青年、最近「あぶらロス」なんでと串かつとビールを一杯飲みに来るディーンフジオカ好きのご婦人が来られたりするそうで、近隣に住んでたら「わらべに来たら知り合いに会える」といった雰囲気があって家みたいでほっこり♪ローカル感があっていいなあ～

今や串かつの代名詞ともなっている「二度漬け禁止」

100種類もの泡盛が楽しめるのも新生わらべならでは。

400円～2000円以上を越える泡盛まで豊富に揃っていて、井坂さんのオススメは炭酸割りにシークワーサー果汁を入れて頂く爽やかなスタイル。さっぱりして串かつともめちゃめちゃ合うそうです。

串かつ以外にも一品メニューも沢山考えているそうですがオープン間もないので体制が整い次第に品数を増やしていくそうです。

河内産の旬のお野菜も頂けるとのこと。美味しそう～

ここ数年、町の至る所で見かける地元で愛されているお店の閉店なんですが、わらべは復活することができました。どういった経緯でリニューアルに至ったのかその舞台裏をのぞき見するべくサクッと伺っていきたいと思います。

－どういう経緯で「わらべ」を継ぐということになったんですか？

井坂

前職の関係でお店に来ることがあって先代の本庄ご夫妻は良く存じ上げていました。元々飲食業界にいたので個人的に「いつか飲食業界で勝負したい」と思って準備はしていました。ただ１からすべて自分でやるとなると莫大な資金がかかりますし、業界の厳しさも分かっていたのでどこか躊躇してる自分がいたんですね。

そんな時に先代の奧さんがケガをされて営業できなくなった。二人三脚で営業されていたので「わらべ」を廃業するということに。

それを聞いた僕が悩んだ末に「もし僕が代わってお店を継げるんなら継がせてほしい」とお願いしたのがことのはじまりですね。初めはビックリされてましたけど、起業への情熱とわらべの暖簾を引き継ぐ志をゆっくりと時間をかけてお伝えしたところ本当に喜んで提案を受け入れて頂きました。

－思い切って踏み出しましたね！！

井坂

先ほども言いましたが、もし１から自分でってなったら莫大な資金が必要になりますし、自分にはそこまでの都心に出てまで起業する資本力はない。そして何よりもやっぱり地元で愛されてるお店がなくなるのって寂しいじゃないですか。

たとえ人気の店でも今どんどんそういうお店の担い手がいないことで廃業されていくお店も多いですし、この様な『あきない』の次世代へのバトンタッチが現在の地域社会で後継者不足で悩んでいる方達へ少しでもヒントになれたらいいなぁという気持ちもあります。そして何より先代本庄ご夫妻の心の広さに感謝しています。

－確かにそういうお店も沢山ありますね。いや～これは上手くいってほしい！！

井坂

先代には串かつの仕込みやフルーツや野菜がたっぷり入っている秘伝のソースや揚げ衣など全てを伝授してもらい、人情味溢れる名物女将だった奧さんには開店するにあたりご近所さんや常連さんにお店を僕が継いでオープンさせることなどを話してくれたおかげでプレオープンからほんとひっきりなしに沢山の方に来店して喜んでいただけました。

－皆さんめっちゃいい人！！